お身体冷やさないようにお気をつけください

肌寒くなり、冬の足音が近づいてきました。
季節の変わり目はワンちゃん、ネコちゃんも体調を崩しやすくなります。
飼い主様もどうぞお体に気をつけてお過ごし下さい。

ステイホームで音楽の秋♪
ワンちゃん、ネコちゃんと音楽を楽しもう♪

人類と音楽は深い関わりを持っていて、はるか昔から音楽に慣れ親しんできました。近年では「音楽を聴くことで癒されるのは、人間だけに限らない」ということが研究で明らかになってきました。
一段と寒くなり、お家でゆっくり温まりたいこの季節。
ワンちゃん、ネコちゃんと音楽を楽しむヒントとなるように、最新の研究結果をもとに、「音楽と動物」に関する情報を紹介します。

1.ワンちゃんと音楽の研究

コロラド州立大学の研究チームは、小屋に入れた117匹の犬の行動、活動のレベル、吠え声、身震いなどを観察しました。
クラシックやヘビメタなど、さまざまなジャンルの音楽を聴かせ、何も聴かせない状況下もあわせて観察しました。
結果としてクラシックを聴かせた際にはよく眠り、リラックスしていることがわかりました。
ヘビメタのような激しいロックの場合は、まったく逆の反応を示し、神経質になっている証拠である身震いが増えたという結果になりました。
クラシック音楽に対する反応は、犬も人間と同じく、動揺を抑え、睡眠を促し、気分を改善して、ストレスや不安を減らすことを示しているようです。

2.リラックス脳波が証明!動物も音楽でリラックス

ペットも、特定の周波数を聴くと人間と同様に脳波が変動します。
東京大学の実験では、飼育されている動物の正確な認知活動を捉えるため、チンパンジーの頭部に電極を装着して、異なる周波数の音を聴かせた際の脳波を測定しました。
特定の周波数の音を繰り返し聴かせた後に逸脱音(異なる周波数の音)を聴かせた結果、脳波が変動して人間と類似した波形を示したとされています。
人間の脳はリラックスした状態や緊張、ストレスを感じた状態など、心身のコンディションによって異なる脳波を発します。
リラックスした状態では主に「α波」が発せられ、反対にストレスを感じた場合は「β波」が発せられるメカニズムです。
人間の脳における「α波」はクラシックやネイチャーサウンドなどを聴くことで発生させることが可能とされています。
この実験結果によって、人間も動物も可聴音に対して同様の脳波を示すとされているため、人間がリラックスできる音楽はペットにも同様の効果があると考えられています。

3.飼い主さんがリラックスすると、ペットもリラックス

ペットの心理状態は飼い主さんに同調しやすく、飼い主さんがリラックスした状態であればペットもリラックスできます。
そのため飼い主さんが音楽を聴いて心地よい感覚を得られていれば、ペットもストレスを感じずにくつろげるということです。
とくにワンちゃん、ネコちゃんなどの知能が高い生き物は飼い主さんの感情を汲んで共感する能力が高いため、性格まで飼い主さんに似やすいとされています。
ペットと一緒に音楽を聴いて癒されたいときは、飼い主さんにとってリラックスできる好みの音楽や「α波」を引きだす作用があるクラシック音楽がオススメです。

注意点! 個人差がありますので音に敏感な子は特に様子を見てあげましょう

学べるワンニャン語クイズ

問題1 : ワンちゃんのカーミングシグナル(自分を安心させるための行動)のうち、あてはまらないものは?

問題2 : 猫ちゃんが飼い主さんの帰りを玄関で待っている時、何を考えているのか、あてはまらないものは?

答え

問題1 : ③ あくびをする、視線を逸らす、尻尾をふる、鼻をなめるなどがあります。
問題2 : ③ ネコちゃんが飼い主さんを玄関で待つのは、ご飯が食べたい、環境を綺麗にしてほし い、甘えたいなど何らかの欲求によって生じます。

[ プチ情報 ] シニア犬のためのバリアフリーは何をすればよいのか?

ワンちゃんにとって居心地の良い環境づくりの為に役立つ情報を紹介します。
まず、シニアになると、筋力低下や関節のぎこちなさが原因で、ふんばる力が弱くなるなどの変化が徐々にみられます。
また、視力や聴力の衰え、体調の変化から、不安になったり人を恋しがることもあります。
まずは、フローリングなどの床で滑っていないか、食事や水を飲む際に食器の高さが体に合っているかなどの確認をしましょう。
バリアフリー環境を考え始める時期としては、年齢にかかわらず、立つ、座る、歩くなどの基本動作で不自由がみられるようになった時期が適切です。
愛犬が快適に過ごせるように、どんなことで困っているのかを考えて環境を整えながら生活をサポートしてあげましょう。
認知症がある場合、壁沿いにグルグル歩き回ることもあります。
その場合は、広いサークルや部屋の角にバスマットなどの柔らかい素材で曲面の壁を設置することで、ワンちゃんが安心して歩きやすくなります。
シニア犬が人を恋しがる場合は、家族の気配や声が届きやすいように生活空間をリビングやダイニングに移動させると、ワンちゃんも穏やかな気持ちで過ごすことができるでしょう。

ワンニャン♪クッキング

胃腸がお疲れのワンちゃんへ「ネバネバ豚ヒレスープ」

材料 (10kg の成犬1回分)

• 昆布水 250ml
• 豚ヒレ肉 80g
• 長芋 50g
• ニンジン 20g
• パプリカ 30g
• ヨーグルト 大さじ1
• キヌア 大さじ1
• 乾燥生姜 耳かき1杯
• 青のり ひとつまみ

手順

1. 豚肉はひと口大に切る。パプリカは細かく刻む。
2. キヌアと水50ccを耐熱容器に入れて、レンジで5分加熱する。
3. 豚肉とパプリカを鍋で炒めた後、昆布水を入れて5分煮る。
4. 粗熱が取れたら長芋とニンジンをすり入れ、キヌアと乾燥生姜粉、青のりを入れて混ぜたら完成。

季節の変わり目によい猫ちゃん料理「しじみのデトックススープ」

材料

• しじみ 20個
• 鶏ひき肉 100g
• 枝豆 3粒
• 春雨 3g

手順

1. 春雨はあらかじめ細かく刻む。
2. しじみに水200mlを加えて、しじみ汁をつくる。
3. その後、枝豆、春雨、鶏ひき肉の順で加えて完成。

[ プチ情報] 大好きなパパの帰宅を待つピューマ、動画サイトで話題

ロシアで暮らすピューマの「メッシ」君と飼い主さんの動画がユーチューブで話題です。
劣悪な環境の動物園から引き取られ、今ではすっかり人懐っこい甘えん坊になりました。
この動画撮影時も、飼い主さんの帰宅を心待ちにするように、玄関付近でそわそわ、ウロウロしていました。
するとやっとパパがご帰宅!ドアを開けた瞬間メッシくんは「おかえり~!」とばかりに駆け寄っていきます。
その後床に座った飼い主さんに抱きつくように体当たり。すりすりと何度も頬ずりを繰り返します。
甘えっぷりが、まるで大きいネコちゃんにしか見えないような気がします。
「会いたかったよ、メッシ」という飼い主さんの言葉に応えるように、体で愛情を伝えるメッシくん。
動画には「パパっ子だね」「本当の父と息子みたい!」「泣きそうになった」など、ふたりの相思相愛っぷりを称賛するコメントが寄せられています。

[ プチ情報 ] ハロウィンコスチューム 「スパイダーニャン」

猫用ハロウィンコスチュームの写真がTwitterで注目を集めています。確かにこのコスチュームは人目を引きますね。
Twitterには、どうやって復讐しようか考えてる?、随分可愛いクモだな、夜にこの猫と出会ったら死ぬ、今年のベストコスチューム、スパイダーニャンなど、多数のコメントが寄せられています。
おうちの猫ちゃんも仮装を楽しむのはいかがでしょうか?

本の広場

これから猫を飼う人に伝えたい11のこと(ふじひと著)

こちらはタイトルの通り、まだ猫を飼っていない人向けの、猫との暮らしへの心構えをつづった1冊です。
著者の仁尾智(におさとる)さんは「猫歌人」を自称する方で、本書でも、猫の名付けや去勢・避妊といった11のエッセイそれぞれに短歌が付されています。
いずれも、猫飼いには共感できるものや、思わずクスッと笑えるものばかり。
加えて、イラストレーターの小泉さんが描いた猫の表情やフォルムが、なんとも絶妙で可愛い。
お2人の前作『猫のいる家に帰りたい』も、猫好きにはたまらないと話題です。

猫ちゃんとふたり、ささやかだけれど愛おしい生活がつまっています