散歩中に網によじ登ったところ、右前肢を痛がるようになったとのこと。 診察したところ、爪が根元から抜けかかっていてとても痛がっていました。
図1の丸の部分が、爪が抜けかかっている部分。爪が横方向に向いています。
図2は、爪の構造を示しています。今回は、表面の爪部分(茶色で示した部分)のみ 抜けてしまい、下の皮膚(緑で示した部分)は残っている可能性が高いです。
治療では、抜けかけている爪を取り除いて(図 3)消毒と保護の処置を行いました。
突然足先を痛がったり、爪の様子がおかしいと感じた場合は、早めに受診しましょ う。