
ご挨拶
千石ハートワン動物病院へようこそ。
私たちは、動物たちの健康を守るため、高度な医療技術と豊富な経験を備えた獣医師が、
わかりやすいアドバイスと共に最先端の治療を提供いたします。
犬や猫の骨折、脱臼、捻挫、靭帯断裂などの症例に対して、無痛治療オプションも含め、
カスタマイズされた治療プランをご提案。特に「膝関節」の問題や「パテラ」(膝蓋骨脱臼)の専門治療を行っております。
私たちは納得いくまで諦めず、必要な処置は丁寧に、医療者として自己満足を追求します。
家族の一員であるあなたのペットの健康を、私たちが全力でサポートします。
ご質問があれば、いつでもお気軽にご相談ください。
地域でもトップクラスの設備と技術で、動物たちの幸せを一緒に守りましょう。
「とにかく愛が大切。愛があれば何でも出来る。何かに秀でてる人は、何かがおかしい人である。それが私、納得いくところまで諦めません。
頼まれたことは「しっかりやりたい」。僕にも無理なことだってあります。
代表外科医・獣医師:元田剛(げんちゃん先生)
当院の整形外科について
整形外科は、骨・関節・靭帯・腱・神経・筋肉などの疾患を治療する診療部門です。
部位的としては脊椎、脊髄、末梢神経、口腔、四肢の関節などを、疾患としては先天性、外傷性 、変性性、腫瘍性、感染性、代謝性疾患などを扱います。
当院には、日本大学生物資源科学部研究協力員の委嘱を受けた経験豊富な外科のスペシャリストが在籍しており、専門性の高い特殊手術も多数行なっております。
また、Improve Internationalの外科コースにて専門知識・技術を習得しており、難易度の高い手術にも対応しております。
(Improve Internationalとは世界20カ国で小動物臨床獣医師の知識・技術訓練のための継続学習トレーニングを提供している国際機関です。)
当院では「心身ともに負担をかけない手術」を心がけております。
そのため、体への負担を配慮した麻酔薬プロポフォールや栄養コントロール、また精神的な負担も軽減できるよう、不安や痛みを緩和するためのケアを行なっております。
コンセプト
『トータルで診る。そして治す』
整形は、総合医療を駆使して『トータルで診る。そして治す』が必要です。
重要なのは『ヒストリー』(何故病気になったか)
ヒストリーとは「問題の理由、遺伝要素、既往歴や基礎疾患、食事や環境」
これを「かかりつけ病院」とも連携しながら治療していきます。
- 免疫やアレルギーなど
- どんな生活してたか?
特に基礎疾患として関連病気/併発疾患はないか『全身で診る』が必要です。
- 同時に神経を痛めてる子
- 同時に頭を打っている子
- 肝臓腎臓も痛めている子
- 反対側や隣も疑わしい子
さらに年齢による特別な工夫。
それを個性に合わせること。
その子の性格や家族の希望の合わせた『個別治療プラン』が必要です。
当院の執刀医について
当院は、整形外科を得意とする病院として、患者さまのさまざまなニーズにお応えできるよう努めています。
特に【執刀医、診断サポート】を強みとしており、精密な診断と的確な治療を提供するため、専門性の高い執刀医が担当します。
さらに、対応が必要な病気や手術の内容に応じて、特定の分野を得意とする医師を招集し、最適な治療をご提案いたします。
この柔軟な体制により、患者さまにとって最良の治療結果を目指します。
また、必要に応じて各大学や専門医療機関と連携し、より高度な治療が必要な場合には、速やかに適切な専門機関をご紹介する体制も整えております。
患者さまの安心と信頼を第一に、質の高い医療をお届けすることを目指しています。
診察のご案内
ご家族の皆様へ -当院を直接受診される場合のご案内-
当院では、動物の骨関節治療を専門とした整形外科診療を行っております。飼い主様が直接ご予約いただき、診療を受けることも可能です。その際、飼い主様と動物の健康を第一に考え、円滑に診療を進められるよう以下の点にご理解とご協力をお願いいたします。
対象動物について
- 犬
- 猫
CT検査について

外部の検査機関と連携することで、正確な術前・術後の評価を心がけています
当院の紹介制度について
当院は動物の骨関節を得意とした整形外科病院として、多くの患者様にご利用いただいております。
患者様やご家族、さらに近隣の動物病院の先生方との信頼関係を大切にしながら、以下の紹介制度を設けております。
当院の動物外科手術について

経験豊富な獣医師が執刀し、心身ともに負担をかけない手術を心がけております

手術の負担を最小限にするために、当院が大切にしているポイントをご紹介しています
当院の動物骨折治療への取り組み
当院では、最新の医療機器と専門知識を駆使し、動物一頭一頭に最適な骨折治療を提供しています。骨折に伴う痛みを軽減し、早期の回復を目指して治療を進めています。
ネコちゃんと暮らす飼い主様へ
猫の保定と扱いについて
当院では、大切なご家族である子が安心して治療を受けられるよう、安全で負担の少ない対応を心がけています。ですが、猫は病院の環境に不安を感じやすく、特に以下のような状態では、ストレスがさらに高まることがあります。
猫が不安定な状態の例
- 恐怖や不安:過去の恐怖体験や慣れない環境で警戒心を強めている場合
- 体調不良:激しい痛み、虚脱、貧血、栄養や水分の不足がある場合
- 精神的ストレス:体調不良が続くことでメンタルにも影響が出ている場合
こうした状況の中で、安全かつ適切なケアを行うために、必要に応じた保定や扱いをしています。ご理解下さい。
猫の安全を守るための当院の取り組み
- 無理のない保定を心がけます
猫はパニックになると、ケガやストレスを引き起こす可能性があります。当院では、猫の動きを制御しつつ、苦しくない姿勢で優しく保定します。必要に応じて、タオルや専用器具を活用して、猫の安心感を高めるよう努力します。 - スタッフとご家族さまの安全を確保
暴れる猫が引っかいたり噛んだりして、スタッフやご家族がケガをすることを防ぐ必要もあります。双方の安全を最優先にしながら処置を進めることで、結果として良い診察ができます。 - ストレス軽減の工夫
保定中、猫がリラックスできるよう、静かな声かけやスムーズな処置を心がけてます。ご家族にも優しい声で猫ちゃんに話しかけていただくことで、安心感を与えることができます。 - 必要に応じた薬の使用
状況によっては、鎮静剤や痛み止めを使用し、猫のストレスや痛みを軽減する場合があります。これにより、心と体の負担を最小限に抑えながら、安全な治療を行います
ご家族さまへのお願い
安全を確保しながらスムーズに治療を進めるため、以下の点にご協力をお願いいたします。
- 保定や処置の際には、スタッフが安全に対応できるよう、距離をとって見守っていただく場合があります。
- 猫ちゃんに安心感を与えるため、落ち着いた声で優しく話しかけていただけると助かります。
最大限の配慮をもって診療に取り組んでいます。ですが、ご不安を感じましたら、どうぞ遠慮なくスタッフにお声がけください。それも安全策の一つです。ご理解頂けますようお願いします。
ネコちゃんの整形外科
ネコちゃんにも最適な検査・治療を心がけています。
当院が行う治療について詳しく知りたい方へ
- 動物の指(指節骨・趾節骨)の骨折について 2025/07/19
- 犬や猫の「手の甲」「足の甲」の骨折について 2025/07/19
- 足首かかと(足根関節)の骨折について 2025/07/19
その他のご案内
その他の整形外科疾患
ご相談が多い症例をご紹介しています。
よくある質問
ペットが足を引きずるのですが、関節の問題の可能性はありますか?
足を引きずる症状の裏には、軽い症状から大きな病気までさまざまな原因が考えられます。
原因として以下のようなことが考えられます。
1. 関節の問題
足を引きずる原因として、関節に何らかの異常が起きている場合があります。
- 関節炎:関節に炎症が起き、動かすと痛みを感じることがあります。
- 膝蓋骨脱臼:特に小型犬でよく見られ、膝の骨がずれてしまうことがあります。
2. 神経や背骨の病気
足を動かすための神経や背骨に問題がある場合も、足を引きずることがあります。
- 椎間板ヘルニア:背骨に異常が生じ、足が麻痺したり動きがぎこちなくなることがあります。
- 馬尾症候群:背骨の神経が圧迫され、足に力が入らなくなる病気です。
3. 外傷や骨の問題
- 骨折や脱臼:怪我によって骨が折れたり関節が外れたりしている場合もあります。
- 骨や関節の腫瘍:特に高齢のペットでは、腫瘍が原因で痛みや歩行困難が起こることもあります。
4. 内臓やその他の問題
- 足の問題だけでなく、内臓の病気(例えば腫瘍など)が関係している場合もあります。
どうすればいいの?
すぐに病院へ相談をしましょう。原因を特定するためには、しっかりと診察と検査が必要です。
当院では以下のような検査を行います:
- 視診・触診:実際の歩き方や足の状態を確認します。
- レントゲンや超音波検査:骨や関節の問題を詳しく調べます。
- 血液検査:炎症や感染の有無を調べます。
- 場合によってMRI:椎間板ヘルニアなど手術が必要な場合は神経の状態を詳しく確認することになるます。
治療方法について
原因に応じて、以下のような治療を行います:
- お薬での治療:痛みを和らげたり炎症を抑える薬を使用します。
- リハビリや装具の使用:必要に応じてサポーターや装具で支えながら回復を目指します。
- 手術が必要な場合:場合によっては手術を検討することがありますが、相談のうえで進めましょう。
関節の痛みを軽減するためのサプリメントや食事療法はありますか?
関節の痛みに悩むワンちゃんやネコちゃんのために、当院ではサプリメントや療法食を活用したケアをご提案しています。
ペットの健康を守るために、以下のようなサポートが可能です。
1. 関節ケアをサポートするサプリメント
- グルコサミン&コンドロイチン配合
関節軟骨の健康を維持し、動きやすい体づくりをサポートします。 - オメガ3脂肪酸を含むサプリメント
炎症を抑え、関節の負担を軽減する効果が期待できます。 - 緑イ貝エキス
関節の柔軟性を保つ自然由来の成分が含まれています。
2. ペットの体に合った療法食(処方食)
- 関節の健康維持を目的とした特別なフード
関節を保護する栄養素(グルコサミンやコンドロイチンなど)をバランス良く含んでいます。 - 動物病院専用の特別調整食
関節のサポートだけでなく、ペットの総合的な健康も考慮した食事内容です。
これらのサプリメントや療法食は、ペットの体重、年齢、活動量に応じて選ぶことが大切です
ペットが骨折した場合、どのような症状が現れますか?
骨折の疑いがある子の症状は下記になります。
1. 痛みのサイン
- 痛そうに鳴いたり、骨折した部位を触ると嫌がることがあります。
- 痛みにより、じっとして動かない場合もあります。
2. 腫れや変形
- 骨折した部分が腫れたり、熱を持っていることがあります。
- 足やしっぽが不自然な角度に曲がっている場合は要注意です。
3. 動きの異常
- 骨折が足の場合、足を浮かせたまま歩く、引きずる、歩きたがらないなどの動作が見られます。
- 日常的な動作が不自然になることがあります。
4. 触れることへの過剰な反応
- 骨折部位を頻繁になめたり、噛もうとする場合があります。
5. 食欲や元気の低下
- 痛みやストレスで食欲が落ちたり、元気がなくなることがあります。
注意点
骨折の痛みが強くない場合や、特定の部位(しっぽなど)の骨折では、痛がらない場合もあります。また、骨折は外見だけでは判断が難しいことがあるため、見た目に異常がなくても、歩き方や行動に変化があれば早めの診察をおすすめします。
ペットの膝や関節を守るために日常でできることは?
大切なご家族であるペットが健康で快適な生活を送れるよう、膝や関節を守るための日常ケアをご紹介します。
1. 適度な運動を心がけましょう
適度な運動は、ペットの筋力を維持し、関節を安定させるため大切です。散歩中には、ペットの歩く速度を変えたり、緩やかな坂道を取り入れると、股関節や膝の可動域を効果的に使うことができます。
2. 室内環境を整備しましょう
滑りやすい床は、ペットの関節に負担をかける原因になります。フローリングの上には滑り止めマットやカーペットを敷いて、ペットが安全に歩ける環境を作りましょう。また、ソファやベッドのような高い場所へ昇り降りする際の負担を軽減するために、専用のスロープやステップを活用するのもおすすめです。
3. 適正な体重を維持しましょう
肥満は、膝や関節に大きな負担をかける要因となります。適切な食事管理と体重チェックを行い、ペットが健康的な体重を維持できるよう心がけましょう。当院では体重管理のアドバイスも行っておりますので、お気軽にご相談ください。
4. リハビリや専門的な運動を取り入れましょう
関節に問題のない子は必要ないと思いますが、関節を守るためのリハビリは専門家のアドバイスが有効です。たとえば、水中運動(ハイドロセラピー)はご自宅でも可能です。ペットの状態に合わせて行うことが重要です。