新型コロナウイルス感染症に対する取り組み

新型コロナウイルス感染症に対する取り組み

ハートワン動物病院獣医の豊澤(獣医学博士:専門は感染症)です。
これから定期的に新型コロナウイルス感染症に関する情報を「人」「動物(犬・猫を中心とする)」、「病院としての取り組み」の3点から情報発信していく予定です。

① 人に関する新型コロナウイルスへの取り組み

国立感染症研究所から「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」についての情報が発信されています。
この情報は「医療関係者」及び「保健所」が参照することを想定し作成されています。
しかし我々健康な「一般人」にも有用な内容が含まれています。
記載のうち我々に有用と考えられる項目、我々が心掛けるべき項目を抜粋し、それらについて何回かに分けて記載、解説します。

記載

今回は「自宅等での感染予防策」についてです。
以下の項が記載されています。

  • 「濃厚接触者」については、健康観察期間中において、咳エチケットと手洗いを徹底するように 保健所が指導し、常に健康状態に注意を払うように伝える。不要不急の外出はできる限り控え、やむをえず移動する際にも、公共交通機関の利用は避けることをお願いする。
  • 外出時や同居者等と接触する際のサージカルマスク着用と手指衛生などの感染予防策を指導する。
  • 濃厚 接触者と同居している者 には サージカルマスクの着用および手指衛生を遵守する ように伝える。
  • 濃厚接触者が着用しているマスクについて、一度着用したものは、食卓などに放置せず廃棄するようにする。また、マスクを触った後は、必ず手指衛生をする ことを指導する。
  • 濃厚接触者が発熱または呼吸器症状を呈し 医療機関を受診する際には、保健所に連絡の上、受診を勧められた医療機関を受診する。
  • 廃棄物処理、リネン類、衣類等の洗濯は通常通りで良い。

上の記載はあくまで「医療関係者及び保健所」が一般人向けに情報伝達するための記載です。

我々健康な「一般人」にも適応できる大事なことは以下の様になります。

  1. 咳エチケットと手洗いを徹底
  2. 不要不急の外出はできる限り控える。
  3. マスクの着用および手指衛生を遵守する。
  4. マスクについて、一度着用したものは、食卓などに放置せず廃棄する。

マスクに関しては現在マスクが非常に不足している状態なので「濃厚接触者」でない場合は、「着用したものは、食卓などに放置せず」が対象となり、着用したものの廃棄は何回か使用後と考えられます。

② 動物に関する新型コロナウイルスへの取り組み

「新型コロナウイルスへの犬や猫への感染の可能性について」公益社団法人東京都獣医師会 危機管理室感染症セクションから情報が発信されています。

③ ハートワン動物病院の新型コロナウイルスへの取り組み

国立感染症研究所からの「新型コロナウイルス感染症に対する感染管理」についての情報を元に当院でやるべき対策や社員の取り組みについて検討しているところです。
今後当サイトで報告していく予定です。