Case 35 会陰尿道形成手術を行ったネコ

Case 35 会陰尿道形成手術を行ったネコ

以前から尿路閉塞を繰り返していた。
食餌の管理が難しく、今回は結石を形成してしまった。
尿路閉塞の心配もあり、今回尿路閉塞手術を実施した。

※ 会陰尿道瘻形成手術
オス猫に発生する、尿路閉塞を回避するための手術。
尿道が狭いオスの陰茎を切除し、太い尿道を皮膚に開口させる。

35-01

まずは結石の摘出。

35-02

続いて会陰尿道瘻形成手術。

35-03

包皮と陰茎を切除しているところ。

35-04

切除後の様子。かなり太いカテーテルが入るようになった。

35-05

抜糸時の様子。
尿道の粘膜も順調に癒合。術後の形態としては良好である。

35-06

術後3ヵ月後。
一度膀胱炎を発症したが、その他は良好である。