口周りの傷と食欲不振で来院されました。
所見として削痩、脱水、粘膜黄色、耳垢、低体温が確認出来ました。
各種検査の結果、慢性腎不全による尿毒症症状と貧血と黄疸と感染症と判断しました。
また口の傷は下顎の歯が伸びて刺さったものでした。
入院治療の結果、尿毒症症状による尿素窒素値の改善、食欲増加、感染症治療が認められた為、通院治療による点滴、食事療法、内服薬に切り替えました。
鑑別診断としては、膵炎、甲状腺機能亢進症、腫瘍が認められています。