来院４週間前に出産。野良猫でしたが、オーナー様が飼育することになりました。
２、３日体調不良であったので先週初来院しました。
血液検査は大きな問題はありませんでした。
更に念のために検査した白血病ウィルス(FeLV)は「陰性」、猫免疫不全ウィルス（FIV：猫エイズ）も「陰性」でひとまず安心でした。
ノミが見つかったのでノミの駆虫を実施しました。
体調不良は猫の「鼻かぜ」（FVR：猫ウィルス性鼻気管炎）を疑い、抗生剤等を含んだ飲み薬を処方しました。
薬は飲めたとのことでした。
今回は、便に白い虫がいたので、便を持参したとのことでした。
便を調べたら瓜実条虫の片節（体の一部）と、回虫卵（写真）が見つかったので、有効な駆虫薬を処方しました。
ノミの寄生に関連する瓜実条虫感染と同時に回虫も感染していたのでした。
元野良猫を家猫にする時は、いろいろと薬が必要になります。