毛球症

毛球症

毛球症について

日常の毛づくろいにより、猫の胃の中に毛がたまり、うまく排泄されず吐き出すこともできない場合に、胃の中で毛が大きな球状になってしまう症状です。

原因

胃の中に入った毛は、たいていそのまま排泄されたり、自ら吐き出すことで体外に排出されます。
著しく繊維質の少ない食餌を毎日与えていたり、特に長毛の猫の場合はブラッシングを十分にしていないと起こりやすい病気です。

症状

食欲がなくなったり、嘔吐を繰り返すようになったら要注意です。
胃の中に毛球が停滞したままほうっておくと、結果として腸を塞いでしまい、腸閉塞になることもあります。

予防・治療

予防として、普段からよくブラッシングをしたり、毛球を予防するフードを与えたり、胃の中の毛を排出させるようにしましょう。
毛球を吐き出させるサプリメントを与えるのもひとつです。
嘔吐を繰り返すようであれば、すぐに動物病院へ。
重症になって、胃や腸で詰まってしまう場合には、外科的な手術を行う場合もあります。