ホルモン性脱毛

ホルモン性脱毛

ホルモン性脱毛について

皮膚に異常を生じる病気は、皮膚病だけではありません。
ホルモンの異常によって、脱毛や皮膚の色素沈着などを起こすことがあります。
代表的な病気として、副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能低下症などが挙げられます。
その他に、性ホルモンや成長ホルモンの異常により起こるものもあります。

症状

皮膚に現れる症状としては、脱毛と色素沈着です。
脱毛は左右対称性に起きることが多いのが特徴です。
二次的な皮膚病が起きている場合を除き、通常は脱毛部位に痒みが出ることはありません。
副腎皮質機能亢進症や甲状腺機能亢進症は、7~8歳から多くなってくる病気ですが、全身の代謝に関連してくる病気のため、皮膚や毛だけでなく内臓にも影響を与え、色々な症状が出てきます。
早急に病状が進行することもありますので、皮膚の症状に気づいたら早めに動物病院で受診し、検査を受けてください。

治療

まず、脱毛の状態を正確に把握し、原因を確定したうえで、ホルモン療法を中心に治療を行います。