肺炎

肺炎

肺炎について

ウイルスや細菌などによる感染症がひどくなると、肺や気管支に炎症が起きます。これが肺炎です。

原因

肺炎の原因の多くは、ウイルスや細菌の感染によります。ジステンパーやケンネルコフなどにみられる症状で、咽喉頭炎や気管支炎などが悪化し、呼吸困難や発熱を伴う場合も多いので十分に注意しましょう。
ほかに、真菌(かび)性や寄生虫が原因になるものや、食べ物や異物が誤って気道に入ってしまうことによっておこる、誤嚥(ごえん)性肺炎などもあります。

症状

呼吸数がいつもより速くなり、咳が見られ、発熱して食欲もなくなります。
首を伸ばすような動きをする場合は、呼吸困難に陥っている可能性があります。
前足をぐーんと伸ばしているときも、呼吸困難に陥っていることがあるので十分に注意してください。
子犬では急激に症状が悪化することがありますので注意が必要です。

治療

感染を抑えるための抗生物質を中心とした対症治療を行います。
ときには、ネブライザーを用いて薬を吸いこませる吸入療法も行います。呼吸困難の症状が激しいときは、酸素吸入が必要なケースもあります。