コクシジウム症

コクシジウム症

コクシジウム症について

小腸の粘膜に寄生し、どんどん殖えて最終的に粘膜を破壊する寄生虫です。
特に子猫に寄生するとダメージが大きく、重度になると死にいたることもあります。

原因

コクシジウムが寄生している猫の糞便が感染源となります。

症状

感染して3~6日の潜伏期間の後、泥状から水っぽい下痢便が始まり、食欲が低下し、元気も消失します。
重症になると、ねばっとした血便がみられるようになり、命に関わることもあります。

治療

検便、診断、駆除が基本です。コクシジウムが検出された場合には、駆虫薬で駆除します。また下痢や脱水に対する対症的な治療も行います。
家庭では、猫のトイレは清潔に、糞便の処理はすばやく、ずっと置いておくことなどないように心がけましょう。